自分たちでジャングルジムを作ってみよう!親子で学べる「くむんだー」を体験しました。
3月4日、「くむんだー」が宮崎市の若草通りアーケードで開催されました。
去年8月に1回目の「くむんだー」が開催され、とても面白かったので、今回も参加しました。なんと、参加者の約8割が同じくリピーター!子どもたちを惹きつける魅力があるようです。
「くむんだー」とは?
木製のとんかち、くさびを使い、ジャングルジムを作っていく遊びです。遊びながら、大工さんの伝統建築技術を体験します。滋賀県にある川村工務店の川村克己さんが、「森づくりの大切さや、大工の仕事の面白さを知ってもらいたい」と考え、「くむんだー」を考案。2011年から活動を始めました。
去年の「くむんだー」(上写真)では、滋賀県産の木材を使いました。今回は宮崎県産の木でジャングルジムを組み立てます。
体験しよう!
最初はみんなで集まり、少しお話を聞きます。
山や森は人間の生活と深く結びついています。山を守るためには、木を「植える→育てる→伐る」のサイクルをうまく回さなくてはいけません。そのためには、育てた木をきちんと「使う」ことも大切で、そこに大工さんの力が必要なのです。子どもたちは真剣な表情で、お話に耳を傾けていました。
ここで、建物クイズ!
「この建物は何でしょう?」というクイズに、子どもたちはどんどん手を挙げ、答えていきます。最初は「アンパンマンのパン工場」、「ディズニーランドのシンデレラ城」などお馴染みの建物が出ていましたが、だんだん問題は難しくなり…
最後は京都「清水寺」。「清水寺」の建築技術と同じ方法で、ジャングルジムを作ることを教えてもらいました。
次に、組み方の説明を受けます。
穴が開いている柱に、木の棒(貫(ぬき))を通し、隙間にくさびを打ち込みます。とんかちの使い方や注意点なども確認し、
「くむんだーーー!」のかけ声の後、ジャングルジム作りに取りかかりました。
まず、大人が中心になる4本の柱を支え、下の穴から貫を通します。
そして、子どもたちがくさびを打ち込みます。最初の柱が安定して自立できるようになったら、柱と貫を次々と入れてき、くさびで止めることを繰り返します。
作業は難しくないので、3歳の娘も頑張ってお手伝い。小2の息子は一人で黙々と仕事をしていました。みんな集中して、夢中で作っている様子。
「棒通すよ、気をつけて。」、「くさび取ってくださいー!」など参加者の間で、自然とコミュニケーションが生まれます。大人も少しだけ手伝いますが、子どもたちがメインで協力して取り組みこと約20分。あっという間に、丈夫なジャングルジムができました。
完成後、「くむんだーーー!」のかけ声で記念撮影。
そして、お祝いに「せんぐまき(餅まき)」をしました。お菓子をまく方も、拾う方もテンションが上がります!
だいぶ食べてしまいましたが、かなりの量の駄菓子をゲット。大喜びでした。
その後、くさびを抜き、貫と柱を外し、ジャングルジムを解体します。約10分で片付けが終わりました。
体験した感想
息子は「大工さんの仕事を体験できたのが良かった。自分一人ではできないけど、みんなで力を合わせれば、とても大きなものを作れることが分かった。」、娘は「とんかちでトントンするのが面白かった。お菓子もらえて嬉しい!」と大満足。二人とも「またやりたい!」と言っていました。
私もこの体験を通して、今まで知らなかった林業の現状や山を守ることの大切さなども知ることができました。親子で良い体験ができるので、次回もぜひ参加したいと思いました。
次回開催日、予約について
次回の開催日程については、宮崎県建築士会宮崎支部青年部のSNSでアップされるそうです。
https://www.instagram.com/miyazaki.kenchiku.seinenbu/
https://www.facebook.com/kentikushi.miyazakishibuseinenbu
とても人気があり、今回は締め切り2週間前には定員になってしまったそうです。興味のある方は、早めの予約をおすすめします。